ゲジゲジ、遂にイメチェンするwww
一筋の陽の光も通さぬ洞窟の中、己の手で狩った獲物を喰う、一匹の狩猟者の姿があった。 ゲジである。 彼は自分の容姿に辟易していた。 何故なら、彼はその醜悪な容姿により、人間から貶されてきたからである。 彼の仲間の中には、見ていて気持ちが悪い、という理不尽な理由で人間達に殺されていった者もいた。 彼は、今すぐにでもこの醜い肉体を捨ててしまいたいと思っていた。 その日の夜、彼は落ち葉で埋め尽くされた時点で体を休めていた。 彼が眠りに就こうとしたその時、何者かが彼を呼びかける声が聞こえた。声のした方に目を向けると、そこには妖精の少女が立っていた。 少女は彼にこう話しかけてきた。 「私と契約したら、君を人間にしてあげるよ」 しかし、彼は断った。 「俺みたいな奴が人間になる資格などない」と。 だが、彼女は続けて話す。 「…君がその気なら、私は構わないよ」 「でも、本当にそれでいいの?」 「人間になれば、周囲から貶されたりされることもなくなるし、明るくて賑やかな人生を味わうことが出来る」 「もう、ひたすら獲物を狩り続けるだけの退屈な人生を過ごさなくても済むんだよ」 「さあ、君の本当の気持ちを教えてほしいな」 ―彼は少女と契約を結んだ。 そして少女は、彼に人間に変える魔法を掛けた。 彼の視界は光に包まれ、体の感覚も少しずつ薄くなっていく。意識も徐々に遠のいていった。 それからどれくらいの時間が経ったのだろうか。 目を覚ますと、既に夜は明けていた。 彼は体の違和感にすぐに気付き、近くにあった川の水面で自分の姿を確認すると、そこには人間の青年の姿があった。 彼は人間へと生まれ変わったのである。 彼はまるで夢のような出来事にしばらく呆然としていたが、やがて現実を受け入れた。 もう、容姿で周囲から貶されることはない。 もう、狩りをし続けるだけの人生を過ごさなくてもいい。 そして彼は意気揚々と、人間の世界に足を踏み入れていった。 余りにも重く、悲惨な代償が彼を待ち受けているとも知らずに―
草生える
ゲジゲジ版シンデレラやんけ
人間になったら靴履けるんかな
虫嫌いワイ、タイトルだけで握り拳
>>5 いや分かる。本気で鳥肌立ったわ
妖精の口調がもう怪しい。契約書に『副作用あり』絶対書いてある
醜いって言われてたのが実はアイデンティティだったパターンやろこれ
感覚を失う描写が妙に怖い。肉体の変化より喪失の方が重いってのはわかる
人間社会で見た目で搾取される未来しか見えないんだが
誰かゲジゲジ美青年のイラスト貼ってくれ それで伸びる
短いプロローグでめっちゃ引き込まれた。続き期待
逆にゲジゲジのままでも幸せそうなやついるよな。狩りの生活に誇りがあるタイプ
人間の世界は“明るく賑やか”だが温かくはないってオチかもしれん
>>14 だろうな。フェアリーは外見だけ直すから心の傷はそのまま残るってパターン
それな
ちょっとマジで言うと、容姿で差別される経験は人間にもある。変わることで楽になる場合もあるけど、失うものもでかい。外見が受け入れられても中身が変わらなければ傷は残るんだよな。こういう話は好きだわ
人間になっても中身がゲジゲジだともっとタチ悪くなる説
契約の代償:『毎朝8時に足がムズムズして働き出す』
脱線するけど昨日リアルでゲジゲジ出てマジで悲鳴あげた。洗面所で暴れられて1時間寝れんかった
ここからの展開予想:人間の社会でSNSに晒されて炎上→元の種族に戻れず詰む
作者の語り口うまいな。暗めの童話感が出てて続き気になる
落ち着いたら続きを投下してくれ。今夜はこれで寝るわ