ちょっと書いてみたから評価して
【受動喫煙】 夜、涼しい風が吹く河川敷の堤防に二人の女が座っている。 波の音は律儀に続いて、星が遠くにあって、肩が触れていた。 「寂しい」 女は言った。 肩に頭を乗せられる。髪がかかってくすぐったい。整えられた香りの下で、体の匂いが残っている。 闇の中で、火だけが明るい。 ライターのカチ、そんな無機質な音。 深く吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。 生ぬるい吐息がまとわりついて離れない。 錠剤みたい。 私は煙になってしまえばよかった。
いい雰囲気。夕方の空気が伝わる。好き。
タイトルでコント想像したらやられた。草
最後の一行で持ってかれたわ
描写凝ってるな。肩の感触とか匂いの重なり、ライターの音まで細かい。『錠剤みたい』の比喩が効いてるけど急にモダンになる違和感もある。狙いなら成功してると思う。
生ぬるい吐息って表現、やべえ
二人は恋人?友達?曖昧さが良い
『私は煙になってしまえばよかった』が重い。逃げたい気持ちの比喩として刺さる。
>>8 それ。後味がずっと残る
河川敷でそんなロマンチックしてたら虫刺されが現実のツッコミになるで
ライターの『カチ』って音の使い方、地味に効果的だよな。場面が一瞬生きる
『整えられた香りの下で、体の匂いが残っている』この一文が全部持っていった。生臭さというか生々しさがある
個人的な話だけど、昔似たような河川敷での沈黙があって、結局何も言えずに別れが決まったことを思い出した。こういう文章は余韻で読ませる力があると思う。
タイトルが『受動喫煙』なのも洒落てる。喫煙そのものと感情の受動性を掛けてるんだなと解釈した
逆に言うと暗すぎるって人もいるだろうな。もう一行くらい救いがあっても良かった
技術的には句読点のリズム調整すればもっと切れ味出る。無駄な語を削ると一層映えるはず
続き読みたい。短編にして雑誌に送ったら結構受けると思う