小説書いてみたやで

1 名前:スレ主

血吸いの桜  これは、美しく残酷な私の……思い出――  「あきちゃん見て見て!」 「桜だ!!」 今年も公園の桜が咲き誇っていた。 「もー桜花、小学生じゃあるまいしはしゃぎ過ぎだよ」 彼女は赤根 桜花。私の近所に住んでいる幼馴染だ。 「だっておうかのおうは”桜”って書くんだよ?だから好きなの!」 「そうだけど...」 「あっでも!他にも理由あります!」 「?何他の理由って...」 「だってさ!桜は[花]も[葉]もあるでしょ〜?」 …確かに桜花には[花]、私の名前には[葉]が入っている。 「でも葉の無い花の方が珍しいでしょう?」 「え!?あ。そっか...!」 「もう...」 そう言いながら私達は笑い合った。しょうもなくて、でも何故か楽しくて。こんな日が明日も明後日も……来年も続くと思っていた。    昨日までは。 「ッ…はぁっ……はぁっ……」 私は走っていた。嫌な予感がしたから。靴底がアスファルトを叩く音がやけに大きく響いて、まるで私を急かしているみたいだった。 今日は5時にあの木の下で集合。桜花と約束した。だが部活が長引き、少し遅れてしまった。桜花に連絡したが、既読が付かなかった。 ――おかしい。自意識過剰かもしれないが桜花はあの時間帯、私が遅れることを伝える連絡を度々していた。その時はすぐに既読が付き返事も来た。心配しすぎかもしれない。でも何故か止まれなかった。公園にあるあの木が見えた。桜はいつにも増して紅く、綺麗に咲き誇っていた。 何故だろうか。美しいはずなのに、その紅さに恐怖を覚えた。 「桜花!!」 「え…」 桜花は桜の下で死んでいた。 私達の日常は一日にして崩れ落ちた。 ――綺麗な桜ってその下には死体が埋まってるんだって!だからこの下にも死体が...!なんちゃって〜あはは... ――ちょっと怖いこと言わないでよ… ――ごめんごめん!! 過去の桜花と私は楽しそうに話していた。でも、その桜花は一生戻ってこない 「うわぁぁぁあああ...!!」 声が枯れても、手から血が出るまで地面を叩いても、泣き止むことはできなかった。泣いたって誰も慰めてくれやしない。 「なんでよぉ…桜花...嘘って言って...桜花ぁ...!」 何度呼んでも桜花から返事は返ってこなかった。 彼女の血を吸ったであろう桜は皮肉にも美しく、可憐に 咲き誇っていた。

2 名前:風吹けば名無し

怖っ…いきなり来たな

3 名前:風吹けば名無し

雰囲気あるわ。桜の描写で一気に引き込まれた

4 名前:風吹けば名無し

花と葉のやり取りの伏線が効いてる。ラストでゾッとした

5 名前:風吹けば名無し

展開急だけどそのぶん衝撃が残るな。既読つかない描写が効いてる

6 名前:風吹けば名無し

でも『血を吸ったであろう桜』って直球すぎる気もする。匂わせるだけの方が怖さ倍増しそう

7 名前:風吹けば名無し

>>6 たしかに。見せすぎない方が想像力働いて怖い

8 名前:風吹けば名無し

公園の桜って無邪気な思い出と怖さが同居するよな。俺も子供のころの花見思い出した

9 名前:風吹けば名無し

犯人は人間?それとも呪い系?続き気になる

10 名前:風吹けば名無し

タイトルだけで買うレベル。センスある

11 名前:風吹けば名無し

12 名前:風吹けば名無し

文章の細部だけ言うと、会話が自然でいい反面モノローグが説明になりがち。切り替えの間をもっと使うと情景が浮かびやすいと思うよ

13 名前:風吹けば名無し

個人的には桜自体が吸血するファンタジー寄りか、近所の誰かが犯人のリアル寄り、どちらの展開でも読みたい

14 名前:風吹けば名無し

最後の一文でじんときた。綺麗さと残酷さが混ざって余韻が残る

15 名前:風吹けば名無し

良作だった。続きか短編集にしてもっと読ませてくれや

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